第149ノック 樋口さん宅

子どもと一緒に〝パパレストラン〟



明子さんの紹介で伺ったのは、樋口さん一家。
料理と花という夫婦の趣味を、娘のみのりちゃんと一緒に楽しむ。




ひと目見て、あっと驚くような料理を


 牛タンをたっぷりの塩で包んで焼いた塩釜。
豚ロースを1㌔買ってきて作ったハム。
大豆を水に浸すところから始めたザル豆腐と濃厚な豆乳…。
「インパクトがある料理が好き。
子どもの友達が泊まりにきて、『おかわり!』と言ってくれると、とても嬉しい」と話すのは、ご主人の樋口裕(ゆたか)さん。
料理が趣味で休日に友人家族などを招き、自宅で腕をふるっている。
 人気メニューの手作りソーセージは、友人たちが到着してから腸詰め作業をデモンストレーション。
また、子どもが主役の夜には、フルーツ入りのカレーをパイナップルの器に入れ、子どもたちを喜ばせている。
一方、奥さまの有紀さんが楽しんでいるのはプリザーブドフラワー。
3年前、第二子の友哉くんを出産後、長女のみのりちゃんの好きな花を、きれいな色のまま飾ってあげたいと、
プリザーブドフラワーのアレンジ講座に通ったのがきっかけだった。

【写真右】裕さんの作ったパイナップルカレーを持つみのりちゃん


料理も花のアレンジも子どもと一緒に


 講座の終了後、有紀さんは独学でプリザーブドフラワーそのものも自分で作るように。
試行錯誤しながらコツをつかみ、今では自作のフラワーで、知人にアレンジを教えている。
 休日、裕さんがキッチンに向かうのを見て、みのりちゃんが声をかける。
「今日のパパレストランのメニューは何?」
 小学2年生にして、マイ包丁を持つみのりちゃん。
裕さんとキッチンに立つうちに、できる料理のレパートリーもどんどん広がってきた。
有紀さんが花を触っていると、隣で自分のアレンジを作ることも多いとか。
 料理とプリザーブドフラワー。
親子で一緒に趣味を楽しむ時間は、樋口家の宝物だ。

右側が、みのりちゃん作のお正月のアレンジ

樋口有紀さんと長女のみのりちゃん、長男の友哉くん

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~上海ジャピオン2月6日 発行号より

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