考える男マートンと哲学の小部屋(トイレ)~Gellery Su

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哲友のオフィスへ

私は考える男マートン。今日はデザイナーの友人が勤めるオフィスへと遊びに来た。彼はいわゆる哲学仲間、〝哲友〟というヤツで、小部屋(トイレ)への理解も深い男だ。ヤツの終業を、お茶を飲みつつ待っているのだが…催してきた。小部屋(トイレ)を借りるぞ! えっ? 「オレの哲学、堪能しろよ」だと? 意味深だな。

円に込められた哲学

ほお、さすがデザイン事務所の小部屋(トイレ)、シャレているな。ん? 手洗いボールと便器、ダストボックスがすべて円形デザインだ。このこだわり…何かしら意味が込められているな。

円か…、円には大いなる神秘が隠されている。そもそも我々が生活を送るこの地球も球体―円形なのである。ちなみに、地球はなぜ丸いのか。ごく簡単に言うと、物質には中心を求める「引力」があり、様々な物質が地球の中心に均一に引っ張られた結果、球形を構成するからだ。力学的に最も安定した状態というわけだな。…なるほど。そのような円形をたくさん個室に配置することで、小部屋(トイレ)とは、人が最も安定できる場所だと説いているのだな。アイツめ、後でこの件について語り合わねばならんな。ありがとう、いい小部屋(トイレ)であった。

~上海ジャピオン2013年8月9日号

 

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