オートロックの恐怖
油断したその隙に

　最近引っ越したばかりのある社員。
広いベランダ付で喜んでいたけど、仇になるとは…。
　社員から電話があったのは、朝８時。
彼からそんな時間に電話が鳴るなんて珍しいのよ。
これは、何か事件ね！　そう思って電話に出たら、「ベランダから部屋に入れなくなった…」というじゃない。
それは一大事！　急いで彼の部屋に向かったわ。
　社員の部屋は６階。登録の住所を頼りに見上げると、こっちに向かって救命信号の如く手を振る社員の姿が。
「今行くわよー！」と声をかけて、マンションの物業へ。
鍵屋の連絡先を聞いて、すぐに電話して来てもらったの。

電話が命綱
ベランダもオートロック

　鍵屋を待つこと10分。
「すぐ行く」とは言っても、すぐに来ないことが多いのに、１人のおじさんが意外にもすぐ来てくれたのよ。
早速部屋のドアを開錠。なんとものの数十秒で開けちゃったわ！
　後で念のために、社員に鍵付け替えるように言わないとだわ。
　ようやく部屋に入ると、ベランダに汗だくで疲れきった社員が
。なんでこんなことに？　って聞いてみたら、ベランダのドアがオートロックなのを知らなかったとか。
携帯持ってて本当に良かったわね！
　そうそう、開錠は１００元だったわよ。
１回で結構とるのね…。今後は、ベランダの鍵、差しっぱなしにしときなさいよ。
うっかりして、次は「部屋の鍵なくした」なんてことないようにね！　

日系不動産より
　鍵忘れはしやすいもの。
一般マンションの場合は自分で対処が必要ですが、サービスアパートメントなら、
マスターキーを用意しているので24時間すぐに開けてくれることが多いですよ。
（コメント協力:東南華庭サービスアパートメント）

～上海ジャピオン７月２４日号より