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ごぼごぼの音と共に
溢れかえったトイレ

　上海のトイレでは、基本的に紙を流しちゃいけないっていうのは、上海に少し長く暮らした日本人ならご存知のはず。
でも、来たばっかりの頃は、そのことを知らなかったりするのよね。
　最近入社した日本人社員は、まさに知らなかったの。
彼女が、新しい家に暮らし始めて３日、「トイレの水が便器の口まで溢れてる…」
という悲痛な声を聞いたのは、出社前だったわ。
　これは詰まらせちゃったわね、とピーンと来た私は、ラバーカップ（キュッポン）と、
排水溝の洗浄剤（約30元）を購入して彼女の家に急行しました。

詰まらせないを最優先
定期的に排水溝掃除

　到着してみると、便器の口いっぱいまで水が溢れかけてる。
それにしても、設備の古いトイレならまだしも、最近のトイレならこんなに簡単に詰まるなんてないはず。
聞けば、トイレルームの床掃除で紙を大量に使って、そのままトイレに流そうとしたとか。
そりゃ詰まるわよ！　
　水が溢れすぎてるから、いきなりラバーカップを突っ込むのはちょっと危険。
だから、まずは、排水溝洗浄剤を投入。
通常の用途なら５分くらい待てばＯＫなんだけど、今回は念のため、２本投入して待つこと30分。
　恐る恐るトイレの水タンクのレバーを流してみると…流れた！　緊張の一瞬だったわ。
紙を流すにしても、一度に大量に流しちゃだめよ！　
今回は洗浄剤で済んだけど、便器よりも溢れちゃうほどひどい時は、マンションの物業管理に相談するのよ。

洗浄剤は日系・中国系など種類も様々　

日系不動産より

　近年はトイレの質が上がって詰まることも減りました。
それでも溢れた場合は不動産屋さんやマンションの管理部門に相談すると良いですね。
当社のご紹介物件であれば、中国語の必要な場面はお手伝いに上がります。
（コメント協力:AMADA不動産）

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～上海ジャピオン９月４日号より