ドアの下からスースー
冷気流れ込み寒い!
ああ、さむっ! 上海も冬モードに入ってきたわね。
部屋を暖かくして、カゼ引かないように気をつけないと。
と思っていたらうちの某日本人社員の男、寒気がするって今日は病欠よ。
寝室のドアの閉まりが悪くて、部屋の中が寒い寒い言いながら布団をかぶって寝ていたんだって。
上海の冬の気候は北京なんかと比べるとだいぶ暖かいんだけど、
その分室内の暖房は寒冷地のようには充実していないことが多いのよ。
私、昔少しだけ北京に住んだことがあるからわかるの。
懐かしいわ、冬の北京!
でも、思い出に浸っている場合じゃないわね。
社員の話を詳しく聞いてみると、ドアと床の間に大きなスキマができて、
廊下の冷たい空気が流れ込んでくるとのこと。
そんなスキマ風スースーの部屋で冬を越したくないわ。
お見舞いがてら、早速調査に乗り出しましょ。
スポンジテープ(密封条)で暖房効率もアップ
蝶つがいを締め直す
テープで冷気を遮断
問題のドアを見てみると、床とドアの間にずいぶんスキマが空いているわりに、
ギシギシ鳴って閉まりにくいわね。
上海の建物は、木材をちゃんと寝かせずにすぐ使ったりすることもあるから、
家を建てた後に木が少しずつ変形することもあるの。
日本の大工さん流に言うと、「木が暴れる」っていうわけ。
こんな風にドアが閉まりにくい時は、蝶つがいの状態を確認するといいわ。
あら、やっぱり緩んでる。
ドライバーでネジを締めなおすとホラ、だいぶ良くなったでしょ。
スキマが5㍉程度なら、町なかの金物屋に売っているスポンジ付きテープを張れば改善できるわ。
中国語で金物屋は「五金」、スポンジテープは「密封条」っていうの。
これをドアの下に張って、スキマを遮断してやるのよ。
これで暖房効果もアップするから、早くカゼ治して会社に来なさいね。
日系不動産より
ドアのサイズが合わないときは、ドアの下部を業者に削ってもらうと解決する場合もあります。
どうしてもだめなときは、ドアごと交換するしかないでしょう。
コメント協力:ミギワ不動産
TEL: 6278-1700
栄華東道80弄馬賽花園2号101室
~上海ジャピオン11月13日号より