上海街並み探検隊~中国福利会少年宮

富豪が建てた大宮殿

買い物やランチには事欠かない静安寺エリア。ここ「中国福利会少年宮」は、青少年のための文化施設「少年宮」が1953年に全国で初めて誕生した場所だ。

元々はイギリス国籍のユダヤ人エリー・カドゥリー卿が23年に建てた豪邸。カドゥーリー家は中国香港を拠点に、不動産業で大成功を収めている一族だ。ここには彼の住宅を建てる予定だったが、友人に頼んだ結果、イタリアの大理石をふんだんに使った、宮殿のような施設に。その建築費用は、当時、14万人もの人が1年間食べるのに困らないほどの巨額に膨らんだという。

豪華絢爛なこの施設を、一度見学してみよう。

~上海ジャピオン2021年3月26日発行号

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