大商人兄弟が暮らした
新しい大型商業施設や、一流ホテルが立ち並ぶ南京西路エリア。そのうちの一つ、「興業太古匯」内にも歴史的建築物がある。
「査公館」は1920年に、顔料で莫大な富を築いた大商人、邱兄弟によって建てられた。本来は東、西の2棟あり、兄弟それぞれが使っていたのだが、区画整理などの理由で西棟は壊されてしまい、東棟も落雷・火災で大きく破損。2010年に、曳家工事や東棟の修繕工事が行われ、「査公館」ホテルの一部として蘇った。バロック建築、3階建ての豪華な造りが、邱兄弟の豊かな暮らしぶりを思わせる。
このホテルに通って、富豪気分に浸ってみては?
~上海ジャピオン2021年6月18日号