甘粛省の土石流災害に哀悼 全ての公共娯楽活動を停止

 甘粛省舟曲県で発生した土石流災害を受け、
国務院は発生後1週間目の8月15日(日)、中国各地で哀悼活動を行った。
その一環として、当日は上海市でも、全ての娯楽活動が停止された。
 国務院の通達により活動停止になったのは、主に映画館や劇場、ゲームセンターなど。
連日行列ができる人民広場の映画館「和平影都」でも、当日は営業停止の看板を掲げ、
チケットを払い戻す客の姿がまばらに見られるのみだった。
また、ネット上のゲームや音楽配信も停止された。
 万博会場では、半旗が掲げられ、予定していた100以上のイベントが全て中止となった。
さらに、甘粛省のパビリオンでは追悼式を実施し、
午前10時には万博局の関係者ら200人余りが集まり、3分間の黙祷を行った。
浦東エリアにある宝鋼大舞台では、1000人以上の観光客が折った多くの千羽鶴が、
大きなハート型に並べられた。
 こうした一連の哀悼活動に対し、多くの市民は理解を示すだけでなく、
万博会場で実施された寄付活動に参加するなど、積極的な姿勢を見せた。
(8月15日)

~上海ジャピオン8月20日号より

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