加速する高齢化社会に懸念 条件付で第2子奨励

 上海市人口計画生育委員会は、7月23日(木)、加速する高齢化社会への対応策として、
条件を満たす夫婦に限り第2子の出産を奨励する意向を表明した。
 第2子出産奨励の主な条件は、夫婦共に1人っ子であること。
このほか、都市戸籍の場合全9種、農村戸籍の場合は、全12種の条件がある。
市は既に、条件を満たす夫婦を対象に、家庭訪問を実施するなどの宣伝活動を行っている。
 同委員会の責任者によると、上海市の高齢化は、日本やスイスなどの高齢国家とほぼ同水準に達し、
高齢者の割合は全国平均の2倍に上るという。
このまま高齢化が進めば、近い将来、深刻な労働力不足に陥ることが懸念されている。
(7月23日)

~上海ジャピオン7月31日号より

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