広州宝元工貿有限公司上海分公司の八佰伴店で、昨年11月までの2ヵ月間で、価格にして23万元相当に及ぶ商品400数点が紛失していた。この責任をとって、同店舗の店員13人が解雇されたという。
これは昨年11月、同公司が同店舗の棚卸を行った際に発覚したもの。9月に行った棚卸以降に発生したものと見られているが、一部の店員は9月時点ですでに異常があったという。
同公司では紛失発覚後、内部の人間による犯行ではないかとみて調査を開始。しかし1ヵ月が過ぎても犯行を名乗り挙げる者はなかった。
この処分に対し、解雇処分を受けた店員は「多額の損失を出したのだから処分は仕方ないかもしれない。しかし原因が判明する前に突然解雇処分をするべきではない」と反論している。
労働和保障局労働監察科の副科長は、「解雇文書にサインしたということは、店員たち自身が過ちを認めたこと。しかし、解雇したとはいえ公司側は店員に一定の補償金を支払うべき」と話した。(2006年1月2日)