台風7号「コンパス」の接近により、8月31日(火)17時、
上海市内で台風の青色警報(第4級警報)が発令された。
これを受け、市政府は同日夜、市内の幼稚園及び小・中・高校に、
9月1日(水)を休校にするよう緊急通達を出した。
通達を受けた各学校の職員たちは、携帯のショートメールやMSN、
電話などを通じて各生徒や保護者に休校の旨を伝えた。
さらに休校当日、職員は通常通り学校へ行き、
休校の知らせを受け取れなかった生徒たちのケアなどを行った。
一方、1日(水)は夏休み明け初の登校日だったため、
子どもらは突然の休日に喜びの声を上げた。
さらに午前中に台風が進路を変えたため、市内に影響はなく、
上海万博を訪れる中高生の姿も見られた。
台風による休校措置がとられたのは、2005年、07年に続き3度目。
いずれも台風の直撃がなかったことから、1日休校はやり過ぎではという声も出ており、
専門家は市気象局に対し、台風時の休校に関して、最終判断は当日朝に行うなど、
より明確な規定を設けるべきだと指摘している。
(9月2日)
~上海ジャピオン9月10日号より