上海―杭州の高速鉄道が開通 毎日50本、最速45分で杭州へ

 上海と杭州を結ぶ「滬杭高速鉄道」が、10月26日(火)、正式に開通した。
開通当日は、高速列車を体感するためだけに、日帰りで乗車する年配の乗客の姿なども見かけられた。
 高速鉄道列車は毎日50本運行し、最高時速は350㌔。列車番号は〝G〟で始まる。
上海―杭州の所要時間は、従来の列車番号〝D〟で始まる新幹線(動車組)より30分ほど短縮され、
上海虹橋駅からは最速45分、上海駅からは最速1時間10分となる。
 また、今回の開通で、今まで上海南駅を始発としていた新幹線(動車組)が、
全て上海虹橋駅を始発となった。
これは、上海南駅―上海虹橋駅区間の約10㌔にわたる連絡路線の工事がまだ完成していないためで、
工事の責任者によると、完成にはあと1年ほど必要だという。
 なお、今回投入された、列車番号〝G〟で始まる列車のチケット価格は、
上海虹橋駅からは1等席131元、2等席82元、上海駅からは1等席156元、2等席98元。
従来の新幹線(動車組)より、56~108%値段が高く設定されている。
(10月26日)

~上海ジャピオン10月29日号より

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