上海市内で販売されている各食品の値段が、近日、軒並み高騰していることが明らかになった。
主な原因は、原材料価格の高騰とされる。
10月から市場に出回り始めたリンゴ「紅富士」の小売価格は、
安いもので1㌔5・96元程度で、昨年より3割近く上昇している。
業界関係者によると、ニンニクや生姜など、一部の農業副産物の価格が上昇したことのほか、
海外への輸出量が増加したことなどが原因とする。
また牛乳も、乳牛の飼料の価格が高騰したため、先月より約5%値上がり。
中には価格を据え置き、パッケージを小さくして対応するメーカーもある。
外食産業では、マクドナルドが11月17日(水)から、
ハンバーガーやドリンクなど、一部の商品価格を値上げした。
値上げ幅は0・5~1元程度。
ケンタッキーフライドチキンなど、ほかのファストフード店はまだ値上げしていないが、
業界関係者によると、現在の状況が続けば、値上がりは時間の問題だろうとしている。
(11月21日)
~上海ジャピオン11月26日号より