上海市では、12月15日(水)、北方からの強い寒気と南西からの暖気の影響を受け、今冬の初雪を観測。
市内各地で2~6㌢積雪し、金山区では最深となる6・3㌢を記録した。
この雪の影響により、虹橋空港と浦東空港では出発便221便が遅延し、47便がキャンセルとなった。
また、180便が除雪対象となった。
地上交通では道路の氷結により、高速道路では全面封鎖や速度制限を実施。
また交通事故も多数発生し、中環路の真華路出口付近では、22台の玉突き事故が起こった。
そのほか上海南バスターミナルでは、浙江省方面行きの最終便から翌16日(木)の早朝便まで、
300便以上が運行停止となった。
なお市内主要道路、高架の氷結は、16日(木)11時ごろにはほぼ消滅し、
約21時間続いた道路氷結警報が解除。
16時には、47時間続いた、寒波警報としては上から4番目となる「寒波青色警報」も解除された。
市気象局によると、今回の降雪量は、同期比ではかなり多いが、
今冬の気温は例年とほぼ変わらないと予測している。
(12月17日)
~上海ジャピオン12月24日号