国家発展改革委員会は2月19日(土)、ガソリン及びディーゼル油の販売価格を、
1㌧あたり350元(1㍑当たり約0・3元)値上げすることを発表した。
同価格は、翌20日(日)0時より適用されたため、上海市内の各ガソリンスタンドでは、
19日(土)の夜に駆け込み給油を行うタクシーや自家用車が集まり、長蛇の列を作った。
今回の値上げは、昨年12月22日(水)に引き上げて以来。
上海地区では、タクシーで使われる93号ガソリンが、1㍑につき7・11元から7・39元に値上がりした。
この影響で、タクシー1台あたりの1カ月の支出が、300~400元増えると見られている。
関係者によると、タクシードライバーの収入の安定を図るため、1㍑につき6・43元を超えたガソリン代は、
政府が引き続き補てんする見込みだという。
値上げ前の補てん額は、タクシー1台につき1カ月893元だったが、
値上げ後は1000元を突破すると予測されている。
具体的な補てん額は現在試算中で、来月から支給される予定。
(2月21日)
~上海ジャピオン2月25日号