上海市人民政府は3月2日(水)、市の最低賃金を4月1日(金)より、
1120元から1280元に引き上げることを発表した。
最低賃金の引き上げは、全国的に行われており、深セン市では約20%増となる1320元に、
広州市では、約18%増となる1300元に引き上げることが発表されている。
今回の引き上げについて復旦大学社会発展及び公共政策学院教授は、
物価の上昇分の消化という側面に加え、
中国が長年、労働力のコストが低く抑えられていたと指摘する。
なお市の最低時給は、9元から11元となり、失業保険は最高で月当たり730元が支払われる。
(3月5日)
~上海ジャピオン3月11日号