上海市内各地で異臭騒ぎ 高橋化学工業地区が発生源

 3月20日(日)正午から夜にかけて、
上海市内の浦東新区や楊浦区、徐匯区、盧湾区、長寧区など多くの地域で、
住民が異臭を感じ、めまいや吐き気など身体の不調を訴える騒ぎがあった。
 ネット上の書き込みによれば、地域によって異臭を感じる時間帯は異なるものの、
匂いは「鼻を刺す腐乱臭」とほぼ一致。
通報を受けた市環境保護部門が調査した結果、
同日22時に、異臭発生エリアを市北東部の高橋化学工業地区と特定。
翌21日(月)深夜に、同地区の中国石油化学上海高橋支社から、硫化物が漏れていることを突き止めた。
同社が異臭騒ぎを起こしたのは、昨年11月に続き2回目。
 なお市では、2008年に農薬工場から除草剤が漏出、
09年には化学薬品工場の薬品の揮発、漏出による異臭騒ぎが発生している。
(3月21日)

~上海ジャピオン3月25日号

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