陸家嘴に円形歩道橋建 設か 歩行者の利便性向上へ

 世紀大道、陸家嘴環路などの大道路が交差し、東方明珠塔のすぐ前にある浦東陸家嘴の大型ロータリーに、円形の巨大な歩道橋を建設する計画が進められている。
 歩道橋が完成すれば、歩行者と車輌の通行が完全に分離でき、双方にとっての安全性、利便性が大きく高まると見込まれている。
 しかし一方では、観光地としての景観を損ねるとする反対意見も根強い。また、歩道橋ではなく地下道を建設する代案も出されている。これに対し、市都市計画設計研究員顧問の徐道?氏は、「今後の超高層ビル建設ラッシュや交通量の著しい増加などの状況を考慮すると、地下道はリスクが高すぎる」と述べている。
 同ロータリーは、歩いて向かい側へ渡るのに大きく遠回りをしなければならないなど、歩行者にとっての不便な構造が問題視されていた。また、道路を横断する歩行者が車輌走行の妨げになる点も、かねてから問題となっていた。
(6月18日)

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