4月1日(金)午後、上海浦東国際空港の到着ロビーで、日本留学から一時帰国した男が、
迎えに来た母親をナイフで9カ所刺すという事件が発生した。
母親は、現場で昏睡状態となって倒れたが、川沙人民医院に運ばれ、命は取り留めた。
男は25歳で、5年前に日本に留学。
日本大学で経済を専攻し、来年4月に卒業を予定している。
空港警察によると、男は空港に到着後すぐに、母親と学費問題で言い争いとなり、
荷物の中から果物ナイフを取り出し、母親を刺したという。
51歳になる母親は、毎年8万元の学費と毎月2~3万元の生活費を工面するため、衣料品販売の仕事に奔走。
今年3月にも、2万元を送金したが、男はその額の少なさに不満を持っていた。
なお警察は、今後、男の精神鑑定を行う予定。
(4月9日)
~上海ジャピオン4月15日号