上海市内の鉄道各駅で、6月1日(水)より、
実名登録によって購入された乗車券を利用しての
新幹線(動車組)の乗車が始まった。
開始初日は、上海駅や虹橋駅などで、
駅職員と警察が規定に則り、
身分証と乗車券の確認作業を行った。
確認作業は、
改札前の待合所にて乗客の約5%を無作為に抽出し実施。
車上でも約30%の乗客に対して行ったが、
大部分の乗客の身分証明書と乗車券が合致し、
大きな混乱はなかった。ただ、
他人の身分証明書で購入された切符を利用して、
乗車を試みる者も一部で見られ、
乗車を拒否される場面もあった。
また、市内の切符販売所の一部では、
有効な身分証明書を持たない場合にも、
口頭によるIDナンバー登録を受け付けるところもあるが、
鉄道部門は、切符購入時には乗客の
有効な身分証明書の原本かコピーの提出が必要とし、
各販売所に管理の徹底を呼びかけている。(6月3日)
~上海ジャピオン6月10日号