国務院の国内高速鉄道路線を減速運行する決定を受け、鉄道省
運輸局は8月11日(木)、新ダイヤの編成の実施と、2段階に
分け、中国版新幹線の高速鉄道と普通動車組の運行速度を全面
的に下げることを発表した。
第1段階では、北京と天津を結ぶ「京津城際」、海口と三亜を
結ぶ「海南東環」、広州と珠海を結ぶ「広珠城際高鉄」が16日
(火)より、第2段階は28日(日)にその他路線が新ダイヤで
運行を開始。
乗車券の価格も約5%下がる予定で、すでに予約購入した人には、
無料で変更・キャンセルを受け付ける。
また速度引き下げにともない、16日(火)より北京と上海を結ぶ
「京滬高速鉄道」では、運行本数を現在の88往復から66往復に減
少。
一方で9月1日(木)からは、同鉄道の開通で取り消しとなって
いた、寝台動車組を復活させることが明らかとなっている。
なお上海鉄道局は、上海を経由する高速鉄道に関し、8月15日
(月)以降の乗車券の予約販売を停止することを発表している。
(8月12日)
~上海ジャピオン8月19日号