10月7日(日)から9日(火)まで上海に接近した台風16号(日本気象庁観測の15号)が、市内の各交通機関に大きな影響を与えた。
黄浦江フェリーでは、8日(月)、崇明、長興、横沙の3島に渡る全便が欠航。また浦東・虹橋両空港では、8日19時までに、合計約400便の離着陸に影響が出た。
このほか、市内の幹線道路でも長距離に渡る渋滞が発生し、タクシーを途中下車して歩行する市民の姿も見られた。また、軌道交通でも普段以上の混雑が見られた。
なお、黄浦江米市渡で9日1時40分、観測史上最高の水位4・3㍍を記録したほか、蘇州河の河口でも水位が4・75㍍に達するなど、市内河川の大幅な増水も報告された。(10月9日)
~上海ジャピオン10月12日発行号より