春節は1年の最大イベント 市民の約1割が5000元以上の出費

 上海市民8000人を対象とした、春節休暇の過ごし方に関する調査が発表され、58%の市民が「ここ数年の春節の過ごし方に特に変化はない」と答えた。14%が「今年の春節はとても疲れた」として、「春節は楽しい」と答えたのはわずか27%。調査では、春節は「新鮮味がない」、「別に何とも思わない」、「だんだん面白みがなくなる」などの意見が多くみられ、中国伝統の祝日を味気ないと感じる市民が増加している。
 一方で、春節を1年で最も重要な祝日と考えている市民は87%と依然多いことも事実。「家族揃って沢山の料理を食べ、恒例のテレビ番組を見る。爆竹を鳴らして新年を迎えることは、最も伝統的で年末年始らしい」と、伝統的な過ごし方を重視する意見も多い。また近年、レストランなどに「年夜飯」(大晦日に食べる晩餐)を予約する世帯も増えていることも分かった。
 1年で最も出費の多くなるこの期間の今年の出費情況については、出費額5000元以上が8%、3000元~5000元が18%、1000元~3000元が53%、1000元以下が21%で、市民の8割以上が1000元以上を出費。出費の用途の多くは、家族への贈り物や子どもへのお年玉であった。(2月6日)
~上海ジャピオン2006年2月10日発行号より

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