上海制定20周年となる「敬老の日」にあたる10月19日(金)、市政府は70歳以上の高齢者の公共交通機関の利用を無料とする新サービスを開始した。
対象となるのは、高齢者専用の赤色社会保険カードを所持する、70歳以上の高齢者。リニアモーターカー、エアポートバス、観光用路線バスなどの一部を除く公共交通機関を無料で利用できる。ただし7~9時、17~19時のラッシュアワーは適用外。祝祭日は終日無料となる。
交通局では、市内の各路線で告知ポスターを掲示したほか、軌道交通の高齢者用改札口に誘導する案内表示を設置して混乱を回避した。
市の統計データによると、70歳以上の高齢者数は2006年間末時点で約155万2000人。これは市内総人口の11・2%を占めている。(10月19日)
~上海ジャピオン10月26日発行号より