全国初の「オゾン濃度予報」を市内で11月1日(木)より始めることを、上海気象部門が明らかにした。光化学スモッグの生成要因となるオゾン濃度が高い時間帯に、市民に外出を控えるよう促すのが狙い。
同警報は、程度の低い順に、黄色、オレンジの2段階。黄色警報は、平均濃度100ppb/時間のオゾンに対して発令され、戸外活動はできだけ避け、呼吸器疾患を持つ人、子ども、老人は外出しないよう促す。オレンジ警報は、平均濃度120ppb/時間のオゾンに対して発令され、戸締りをして戸外活動をしないよう促す。
警報発令時には、一部地域で交通規制も行い、交通量の減少を図る。
11月1日に開かれた気象災害予報の説明会で、市環境気象センター副主任の耿福海氏は、上海の空気環境は全国的に見れば比較的良好で、オゾン汚染の程度はさほど深刻ではないと話した。昨年に警報発令レベルのオゾン濃度が観測された日数は、12日だった。(11月2日)
~上海ジャピオン11月9日発行号より