上海市出入国検査検疫局は12月6日(火)、日本の食品大手「明治
乳業」製造の粉ミルク「明治ステップ」(850㌘)の一部から
1㌔あたり最大30・8ベクレルの放射性セシウムが検出された問題
に対し、市では2010年以来、乳児向け粉ミルクを含む日本産乳
製品の輸入記録はないと発表した。
これを受け大手スーパー「カルフール」は、今年3月の東日本大震災
発生後、日本産の粉ミルクの販売をしていないと表明。
「聯華スーパー」でも、同製品の販売は確認されていないとしている。
また、市の同社販売代理店によると、市で販売する粉ミルクはオース
トラリアとニュージーランドの牛乳のブレンドを使用しており、放射
能汚染の危険はないとする。
一方、中国の大手ショッピングサイト「淘宝ネット」では、同社の
全ての粉ミルク商品の撤去処置を実施。
既に汚染の疑いのある製品を購入した消費者に対しては、カスタマー
番号に照らして商品の返品・交換を行うとしている。
(12月7日)
?~上海ジャピオン12月16日号