上海市建設交通委員会は、12月15日(木)に開いた記者会見で、市の
崇明島と江蘇省啓東市を繋ぐ「崇啓大橋」の建設が、初期計画よりも
半年早く最終段階を迎え、今月下旬には開通となることを発表した。
同橋は長江を跨ぐ形で建設され、全長6・84㌔、中央支間長は944㍍。
なお、同橋を含む「崇啓道路プロジェクト」は崇明島の陸家鎮を起点とし、
市の浦東新区―長興島―崇明島を繋ぐ「上海長江トンネル・大橋」と
結ばれる。
また、終点の江蘇省啓東市匯龍鎮からは、同市と南京市を繋ぐ「寧啓
高速道路」とも結ばれ、長江デルタ地区の更なる発展が見込まれている。
同プロジェクトでは、料金徴収やメンテナンス、監視制御、電力設備、
サービスエリアなど6項目について既に運営準備段階に入っており、
料金は1㌔当たり0・6元を予定。全行程51・763㌔を走ると、40元
となる見込み。
なお開通後、啓東市までは、浦東国際空港から45分、五角場から60分で
到着可能となる。
(12月16日)
?~上海ジャピオン12月23日号