上海市では、飲酒の機会が増える旧暦の年末を迎え、酔っ払った乗客が
軌道交通車内で嘔吐や排泄をする事態が相次いでいる。関係者によると
多い時で1日に40件以上発生し、清掃作業員がその処理に追われている
という。
市軌道交通では、2011年12月から駅のホームや車両内での嘔吐など
が増え始め、「上海火車駅」駅や「黄陂南路」駅など、付近に飲食店が
多い駅でよく発生するという。
最近では1月9日(月)21時45分頃、8号線「人民広場」駅で乗車した
男性が、発車後に何度も嘔吐し、車内全体に汚物が流れ、嘔吐臭に包
まれる出来事があった。
また、市交通管理局は2010年に「市軌道交通乗客規則」を施行し、
酩酊状態の人などの軌道交通への乗車を禁止しているが、徹底が不十分
な状況が続いている。
(1月11日)
~上海ジャピオン01月20日号