東日本大震災から、1年となった3月11日(日)、上海市を始めとする全国各地で各種
追悼イベントが行われた。
市では、浦東新区の高層ビル「上海環球金融中心」で、通常の青ではなく、追悼の思いを
込めた白を基調にしたライトアップを実施。
また、同ビルではキャンドルサービスも行われ、約200人が参加した。
市以外では、北京で被災地支援イベントが開かれ、約500人が地震発生時刻に黙祷を
捧げた。
また市出入国管理局の統計によると、昨年3月11日からの1年間で、上海から日本へ向かっ
た中国人観光客数は、69万348人となり、前年同期比で18・47%減となった。
特に昨年4月11日までの1カ月が激減し、前年比で52%減だった。その後は回復し、昨年
7月~9月まで1日平均約2000人、今年1月~2月まで1日平均約2600人が日本
へ向かった。
観光客数の回復について同局関係者は、日本の主要観光都市の優待サービス実施と、
低価格の航空新路線の開設を理由に挙げている。
(3月12日)
~上海ジャピオン03月16日号