カルフールが有毒魚を販売か  輸入・販売許可証保有と反論

ネット上で4月17日(火)、上海市内の大手スーパー「カルフール」で販売されている
タラ(鱈魚)は、欧州で有毒魚に指定され、販売禁止となっている深海魚のバラムツ
(油魚)であるという書き込みが行われ、市民の間で海産物に対する不安が高まって
いる。
同書き込みがアップされた後、同スーパーで購入したタラを食べた4歳の子どもが、
下痢になったというコメントなどが寄せられ、騒ぎは瞬く間に拡散。
これに対し同スーパーは、翌18日(水)、商品はロシアから昨年末輸入したもので、
商品の輸入・販売許可証明も揃っていると反論し、タラ関連の全商品を、第三者
機関による検査・証明のため、撤去している。
水産専門家によると、タラの脂肪含有量は5%以下だが、バラムツは20%前後と高い
上、その成分のほとんどが人体で消化できず、下痢や腹痛を引き起こす可能性が
あると解説。
またタラとして販売される魚のうち、500㌘当たり10元前後のものはバラムツの
可能性が高いとする。
(4月21日)

~上海ジャピオン04月27日号

最新号のデジタル版はこちらから




PAGE TOP