市塩務局は3月1日(土)、閔行区にて、「偽塩」と呼ばれる非合法の劣悪な食塩を生産していた工場を摘発した。
工場内では、偽塩50㌧に加え、偽装販売用と見られる包装機やブランド名入りの袋が見つかった。偽塩の一部は既に流通している可能性があり、同局では引き続き調査と回収を進める。
こうした偽塩は、コストを抑えるため、亜硝酸塩などの有害物質を含む安価な工業用の塩を使っていることが多く、国内では健康被害が相次ぐなど、以前から問題視されていた。亜硝酸塩を一定量以上摂取した場合、嘔吐や下痢を引き起こすほか、量によっては死亡する怖れもある。
市では品質基準を満たした合法的な食塩には、パッケージに偽物防止ステッカーを添付するよう改めて通達。消費者にも広く注意を呼びかけている。(3月2日)
~上海ジャピオン3月7日発行号より