市衛生局と関係各部門が3月20日(木)、喫煙を訴えるデモンストレーションを実施し、市の進める禁煙政策を大きくアピールした。
市では、2008年の活動報告の中で初めて禁煙の推進を明記するなど、ことしに入って大規模な禁煙政策に踏み出している。今月には、中山、華山など市の大型医院10カ所で禁煙を指導しており、今後は禁煙スペースの定着を促すと共に、条例による規制も進めていく方針。
同局では、現在の市民喫煙率の25・2%が世界平均値を上回っている点や、青少年の喫煙率が上昇傾向にある点を指摘し、北京五輪や上海万博など国際イベント開催を前に、こうした喫煙状況を改める必要性を説明している。なお市では現在、映画館を初めとした公共施設での喫煙が条例で禁止されている。(3月20日)
~上海ジャピオン3月28日発行号より