上海市は、ここ数年急ピッチで博物館の設置を進めており、昨年末の時点で、
10年前と比べ、博物館数は約2倍の120館、入場者数は、約6倍の1164万
6100人となっている。
市では、博物館のソフト面でも強化を進めており、エンターテイメントを通じ、
若者の興味を高める努力を行っている。
中でも上海博物館は、中国初となる展覧会向けデジタルアプリを開発。
7月1日(日)まで同博物館で行われた展覧会に合わせ、iPad用無料アプリ
「竹鏤文心」をリリースし、人気を博した。
同アプリは、展覧会の展示作品のうち、72点の竹彫刻作品を解説と共に高画質で
鑑賞できる。
(7月8日)
~上海ジャピオン2012年7月13日号