中国全土のデパートやスーパーマーケットなどで、6月1日(日)より、レジ袋の無料提供が一律で禁止され、有料化が始まった。プラスチック系のごみによる環境汚染防止が目的。今後、レジ袋は1枚1角~1元程度で販売される。
有料化初日となった1日、市の大型スーパーでは、買い物袋を持参する消費者の姿も数多く、有料化に対して理解を示す姿勢が見られた。ある大型ス―パーのレジ部門責任者は、「レジ袋の使用量は、これまでの1日平均の5%ほどだった」と話している。
しかし一方で、ローカル市場などでは、依然としてビニールの袋を無料で提供。関係者は、「肉類や水産品を購入する際に、持参の買い物袋では不便」と話しており、レジ袋の有料化に伴う顧客離れを懸念する声も多く上がっている。
これに伴い、破れやすくゴミになりやすい厚さ0・025㍉未満のビニール袋の生産、販売及び利用を禁止。違反者には最高1万元の罰金が科せられる。(6月1日)
~上海ジャピオン6月6日発行号より