北京オリンピック記念の10元札の引き換えが、7月9日(水)午前8時半、市内144カ所の銀行で始まり、各銀行前に記念紙幣を求める市民が長蛇の列を作った。
同紙幣は、「鳥の巣」の愛称で親しまれる国家体育場や北京オリンピックのロゴが描かれている。全国で全600万枚が発行され、市では4万3200枚を用意。交換できるのは1人1枚のみで予約の受け付けもなかったため、徹夜で並ぶ希望者もいた。
同紙幣は記念的意義と発行枚数の少なさから希少価値が付く可能性が高い。専門家は、一部で既に1000元で売買されている状況を受け、流通貨幣の売買は違法行為であることを強調し、注意を促している。
(7月10日)
~上海ジャピオン7月18日発行号より