淮海路の伊勢丹が撤退? 2カ月以内に去就決定

 淮海路の「上海華亭伊勢丹」が、撤退も含めて内部検討を進めていることが、7月30日(水)、明らかになった。2年間赤字が続いており、店舗の賃貸契約更新の交渉次第で、早ければ2カ月以内に日本サイドが閉店を決断する見通し。
 華亭伊勢丹は、1993年、伊勢丹が錦江国際購物中心との合資で中国初出店を果たした上海1号店。現テナントは、華亭伊勢丹が錦江国際購物中心からレンタルする形となっている。また、売上の一部を錦江国際購物中心側に収めることにもなっており、交渉では、テナントレンタル料金と売上の支払い比率が争点となる。
 同店は、開店以来一時期は流行の発信地として名を馳せたが、現在では同じく淮海路にあるパークソンや太平洋百貨などに比べ、客足が遠のいているとの見方もある。
(7月31日)

~上海ジャピオン8月8日発行号より

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