地球温暖化防止の重要性を訴える目的で、高層ビルや観光名所の建造物などの照明を一斉に消すイベント「アース・アワー」が、3月28日(土)、世界規模で実施され、初参加となった市でも、同日20時半~21時半まで、163カ所の高層ビルなどで照明が落とされた。
同時間帯は、東方明珠や上海ワールド・ファイナンシャル・センター、大上海時代広場などのほか、市内230カ所のケンタッキーフライドチキンの店舗看板や、淮海路の広告ネオンなどの照明も1時間消灯した。
また、一部市民も活動に参加し、市内71の居住区で消灯活動や、省エネ意識を高める演芸会などが行われた。
同キャンペーンは、自然保護活動を行っている国際NGO・世界自然保護基金(WWF)が2007年に呼びかけた活動で、今年で3回目。
今回はニュージーランドを皮切りに、世界88カ国、約4000の自治体で行われ、全世界で約10億人が参加したとされる。
(3月29日)
~上海ジャピオン4月3日 発行号より