市労働組合総連合会が9月3日(水)に発表した「上海労働者就職状況分析と傾向の分析」に関するレポートの結果から、市の失業者の38・5%が35歳以下の若者であることが明らかになった。
同レポートでは、若者の失業原因は、若者と企業の両サイドにあると指摘。若者側の問題としては、職務遂行能力が企業の求めるレベルに達していなかったり、安易に離職を選択する点をあげる。また、企業側の問題としては、高効率と低コストを追求し、経験者を優遇する傾向にある点を指摘する。
また、臨時労働などの非正規雇用労働者やフリーランスの数が2007年末の段階で、約56万5000人に達し、全労働者の6・2%を占めることも分かった。これは2002年と比べ、約2倍にあたる。
(9月4日)
~上海ジャピオン9月12日発行号より