郵便局「液禁令」解除迫る ネットショップなど対応

 液体物などの郵送を制限する「液禁令」の施行期限である10月末日を目前に控え、多くのネットショップなどが対応に追われている。同令は、オリンピック開催に際して安全対策の一環として市郵政部門が実施していたもので、今年6月から施行していた。
 同令では、液体類をはじめ、粉末類、化学加工品などが制限対象となっていたため、化粧品や香水類といった生活用品も規制されていた。施行に合わせ、大手オークションサイト「淘宝網」をはじめ、多くのネットショップなどがこれまで、該当する商品の販売を一時的に見合わせるなどの策を講じていたが、売り上げが大幅に落ち込むなど、影響が広がっていた。
 現在、多くのネットショップでは施行解除に向けて、新たな販売スペースを開設するなどの対応に追われている。中には、早くもセール価格や送料割引などを謳うサイトも登場し、施行解除に期待を寄せる様子が伺える。
(10月10日)

~上海ジャピオン10月17日発行号より

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