NZ産乳製品に有毒物質混入  人体の健康に直接的影響なし

上海市では、最近、
ニュージーランドの乳業会社「フォンテラ」による、
同社製品への有毒物質・
シアノグアニジン混入についての発表を受け、
乳製品の購入に不安が高まっている。
同社は世界最大級の乳製品加工会社で、
2007年に有毒物質の
メラミン混入粉ミルクを製造・販売し破産した、
三鹿集団の主要株主。
同国では、硝酸塩が河川や湖沼に
流れ込むのを防ぐため、農家は日常的に
シアノグアニジンの散布を行っており、
その一部が乳製品に残留したものと見られる。
シアノグアニジンはメラミンの原料だが、
メラミンと同様の毒性はなく、
市乳業協会は、人体の健康などには
直接影響しないとする。
同国の関連乳製品の輸入は停止しているものの、
市工商部門からの指示がない限り、
各小売店では製品回収などは行わない。
(1月27日)

~上海ジャピオン2013年2月1日号

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