上海市長寧区北翟路と剣河路の交差点付近で、
2月3日(日)13時頃、市で出稼ぎ中の男性が
携帯していた現金1万7600元が、
風に吹き飛ばされ、通行人などにより
奪い合いとなる出来事があった。
男性は自ら3000元を回収し、
その後3400元が男性のもとに戻ったが、
残りの1万元以上は行方不明となっている。
男性は安徽省出身の出稼ぎ労働者で、
現金は、83歳の父親と共に1年かけて
貯めたものだった。
当日、春節を前に、故郷へ送金しようと
銀行へ向かう途中、ズボンの後ろポケットに
入れていたお金が落ち、
風に飛ばされる事態となった。
このニュースを聞いて男性に同情する市民も多く、
支援金を届ける人も現れた。
男性はなくした金額を超える支援金は、
すべて寄付するとしている。
(2月4日)
~上海ジャピオン2013年2月8日号