旧暦の正月から15日目にあたる「元宵節」を迎えた2月28日(日)、
豫園では「灯会」(ランタンフェスティバル)が開催され、賑わいを見せた。
今年は日曜日だったこともあり、昨年より13万人多い45万人もの人々が訪れた。
当日は混乱を避けるため、30元の入場料を50元に値上げしたが効果は見られず、
豫園内は来訪客でごったがえした。
最も混雑したのは九曲橋付近で、朝10時から一方通行規制をしていたものの、
渡りきるのに30分以上かかっていた。
その結果、予定していたパレードを全4回とも余儀なく中止という事態となった。
関係者によると、パレードを全面的に中止したのは、今年が初めてだという。
このほか、方浜路の通りではなぞなぞが書かれた灯篭が吊るされており、
来訪客たちは足を停めて各自答えを予測するなど、元宵節の展示を楽しんだ。
また、同日の満月は、天文学的に53年来最も大きく見える位置に来ており、
天候にも恵まれたことから月を見上げる観光客の姿も多く見られた。
(3月1日)
~上海ジャピオン3月5日号より