上海市では、旧暦1月15日に当たる「元宵節」を、
2月24日(日)に迎え、
「ランタンフェスティバル(灯会)」が開かれていた
黄浦区の豫園商城に、22日(金)~24日(日)の
週末3日間で、合計150万人以上が訪れるなど、
過去最高の来場者数を記録し、大混雑となった。
今年は、蛇年に合わせ、古代小説『白蛇伝』を
モチーフにしたランタンを、
同商城中心部の九曲橋付近に設置。
同週末は18時~20時頃に来場者のピークを迎え、
入場制限や九曲橋及び周辺を一方通行とするなど、
混雑緩和措置を取った。
そのほか、嘉定区の古猗園でもランタン祭りが開かれ、
元宵節当日は5万人が訪れ、賑わいを見せた。
また、元宵節の夜には各地で爆竹などが鳴らされ、
大気状態の悪化が懸念されたが、
汚染指数は上昇しなかった。
これについて市環境観測センターは、強い南東の風により、
大気汚染物質が滞留しなかったためと分析している。
(2月25日)
~上海ジャピオン2013年3月1日号