独家電メディア・マルクト撤退  中国家電量販店に対抗できず

上海市内に7店舗をもつ、
ドイツの大手家電量販店「メディア・マルクト(万得城)」は、
2月27日(水)、中国からの撤退を明らかにした。
3月11日(月)に全店閉店し、
淮海店は4月30日(火)まで、
サービスセンターとして運営する見込み。
同店は2010年11月に中国に進出。
当初は、12年までに2億㌦を投じて市内に10店舗、
その後15年に全国で100店舗を展開する計画を発表していた。
今回の撤退に関し、業界関係者は、
国内の大手家電量販店「国美電器」や「蘇寧電器」が
市場を押さえ、規模・価格の両面で
対抗できなかったためと分析する。
昨年は、約4000万ユーロの赤字だったと見られている。
なお、米家電大手「ベストバイ(百思買)」も11年2月、中国から撤退している。

(2月28日)

~上海ジャピオン2013年3月8日号

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