上海美術館で11月16日(日)まで開催される「第7回上海ビエンナーレ」において、展示終了後の作品の行方に注目が集まっている。
例年、展示後の作品が疎かな扱いを受ける傾向がみられたが、今年はアーティストたちが早くから多くの方面に働きかけたこともあり、展示後はコレクターに収蔵される作品も多い。
中でも、美術館入り口に設置された重厚な機関車の作者、井士剣氏は現在複数の美術機関や企業と商談中で、最終的には作品を市内に留めることを希望している。また、41体の人面恐竜で強いインパクトを残した岳敏君氏は、作品を1度北京のアトリエに持ち帰った後、海外の長期的な展覧会に出品する予定。(11月10日)
~上海ジャピオン11月14日発行号より