6月5日(水)20時40分頃、上海市の黄浦、普陀、静安区などの中心部で大規模な停電が起き、1時間以上暗闇に包まれた。この影響で、同日21時6分頃、軌道交通2号線の「中山公園」駅~「南京東路」駅区間が約35分間運行停止状態となるなど、市民の生活に支障をきたした。
今回の停電の原因について、市電力会社は、浦東と浦西を繋ぐ500㌔ボルトの送電ケーブルの損傷と発表。これにより、市内3カ所の変電所への送電が停止し、大規模な停電となった。なお、同ケーブルの復旧には、1週間を要する見込み。
今回の停電により、一部の信号機が機能しなくなったほか、南京東路の百貨店「新世界城」ではエレベーター内に人が閉じ込められるなどの事態が発生したが、大きな騒ぎには至らなかった。そのほか、レストランなどでは、会計に支障が出たが、ロウソクを灯した店内で食事を楽しむ市民の姿も見られた。(6月7日)
~上海ジャピオン2013年6月14日号