全国各地で、6月7日(金)、8日(土)、大学入学統一試験「高考」が行われた。上海市では、2259カ所の会場が設けられ、昨年とほぼ同数の約5万3000人の受験生が参加した。
今年は、不正行為防止のため、受験生が試験会場に入場する際、端末を使った身分証の本人確認検査に加え、金属探知機での身体検査を義務付けた。また、会場には、監視カメラと無線電波遮断装置を設置。これらの処置により、試験前から、史上最も厳しい試験検査と話題になっていた。なお、今年から、回答に使用するペンのインク色も黒のみとなった。
軌道交通各線では、受験生専用通路を設けたほか、試験会場において傘の貸し出しも実施。そのほか、試験に遅れそうになった受験生が警察へ電話し、駆けつけた警察官にバイクで会場まで送ってもらう出来事もあった。(6月8日)
~上海ジャピオン2013年6月14日号