7月24日(水)午後、上海市虹口区に住む老夫婦が、食用ヒキガエルを食べて中毒症状を起こし、病院へ救急搬送される事件があった。救命処置により、夫は一命を取り留めたが、妻は同日18時頃、死亡が確認された。
調べによると、同夫婦はそれぞれがんと肝硬変を患っており、治療のため、江蘇省からヒキガエルを持ち帰るよう知人に頼んでいたという。中国では、ヒキガエルに薬用価値があるとの民間療法が知られている。
これを受け、市食品安全委員会事務所は、夫妻が食したヒキガエルは、食用のものではなかった可能性を示唆。食用とする場合は、医師の指示に従うよう呼びかけている。(7月27日)
~上海ジャピオン2013年8月2日号