世界的な金融危機の煽りを受け、市の星付きホテルの稼働率が20年ぶりに急落していることが、市旅行局や高級ホテル総経理の話から明らかになった。
市旅行局の統計によると、08年1月~11月の星付き高級ホテルの 平均稼動率は56・27%で、同期比5・51%減となった。
ヒルトンホテルの関係者によると、同ホテルの稼働率は、昨年が80%以上だったのに対し、今年は50%以上を保つ程度。
それでも業界内では、良い方だという。
また、ある4ツ星ホテルの経営者は、財源であるツアー客や会議室の利用が、大幅に減少していると話す。
市場が落ち込む中、各ホテルは宿泊料金の大幅な値下げや、お得なパッケージプランなどを展開し、利用客の呼び込みを図っている。
なお3月以降は、モーターショーや華東交易会などの大きな催しが多数控えており、会場付近のホテルでは、ここでの稼働率アップに大きな期待をかけている。
(2月19日)
~上海ジャピオン2月27日 発行号より