汚染警報45時間後に解除  空気汚染で喘息患者増加

上海市中心気象台は11月15日(金)15時、「重度汚染警報」を発令。しかしながら状況が好転したとして、45時間後の17日(日)12時、同警報を解除した。

市では15日(金)夜から「濃霧黄色警報」が発令されたが、翌16日(土)から低気圧の影響で強風が吹き込み、微小粒状物質「PM2・5」濃度が市平均値60・4に降下。今回の警報発令に関し、市環境保護局は「今年最も長時間かつ厳重な汚染」と発表した。市では、各医療機関に喘息の症状を訴え訪れる患者が増加。呼吸器科医師によると、空気の湿潤及び大気汚染の影響が原因とされ、風邪の症状が1週間以上続く場合は、受診するよう市民に呼びかけている。

汚染状況が安定する一方、市には冬の寒気が到来。市中心気象台によると、16日(土)から気温の低下が著しく、今後最高気温は15度前後、最低気温は7~3度を行き来する見込み。(11月18日)

~上海ジャピオン2013年11月22日号

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